ブリーチを使うカラーはイヤだ!え、なんで?
皆様は『ブリーチ』に関してどんなイメージを持っていますか?
『金髪になる』
『痛む』
『色抜けが早い』
…。
おそらくネガティヴなイメージが多いかと。
僕はこの『ネガティヴなイメージ』の強いであろう、
『ブリーチを使うカラーリング』が自分の1番の武器だと思っています。
結果僕が担当しているお客様の7割くらいの方々はベースに何かしらブリーチ施術をしています。
知り合いの美容師さん達にはよく、
『キムはほんとブリーチするのが好きね』
とも言われます。
なのでこの『ブリーチ』について、
これはただ僕の好みでやってんじゃないよ!
と、笑
感違いされないように僕の考え方を1度記しておく必要があると思ったので書きました☺️
結論からいうと、
『必要だから使ってる』
ただそれだけなんですか。。
あくまで僕の主観ですので、、
こんな美容師もいるんだな、程度に見て下さい☺️
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『ブリーチはしたくない』
美容師さんからも、お客様からも、よく出てくるフレーズですね。笑
なぜこんなにブリーチが嫌われるのか。
お客様の話を聞く限り、過去に
美容師が
髪の状態を見誤ったブリーチ施術をし、髪を死滅させた
・美容師が
ブリーチ後のカラープランの提示やブリーチ毛の正しい取り扱い方を伝えきれていないため、お客様がメリットを感じなかった
・美容師が
色彩知識、経験の不足により、求めていたイメージと違う仕上がりになった
はたまた自分はまだした事ないが、
それらの経験を友達から聞いた事があり恐怖
など、、
まぁ大概はブリーチが嫌われる要因の多くは『美容師の色んな意味でのミス』が多いです 汗
結果『傷んだイメージ』だけが残り、、
『後悔』されるお客様が多いのです。
だから美容師側も『使うのがこわい』と感じるのです。。
ブリーチとゆうのは、元々髪の毛にある色素を取り除く技術であり、危険な技術です。
当然デメリットも多々あります。
しかし、皆様がテレビや雑誌で目にする『綺麗』だと思うヘアカラーの殆どは、
赤味の強い日本人の髪の毛にはブリーチ施術なしには『不可能』なデザインが多いとゆうのが現実です。
(もちろん元々の色素量が少ない髪などはブリーチ施術なしで可能な場合もあります)
『ブリーチを使わず赤味を補色で隠す』とゆう方法もありますが、これらの方法は必ず仕上がりの明度は『暗め』になります。
(仕上がりが暗めでも透明感が出ればいいというお客様にはこちらの提案をさせて頂いてますし、お仕事の規定が厳しい方などはこちらですね)
では次に、なぜブリーチをすすめない美容師が多いのか。
ブリーチ技術とゆうのは通常のヘアカラー技術とは難易度が全く異なり、
何倍もレベルの高いスキルが必要となる
『特殊技術』
です。
そもそも経験不足からブリーチを扱いきれない美容師も沢山います。
また、ブリーチ剤を感違いしていて
『通常のカラー剤と同じ感覚』
で扱う危険な美容師も多いです。
更に、
それらを理解していても『失敗』のリスクを避け、
デメリットのみをお客様に伝え、ブリーチを使わないデザインプランを勧める美容師も多いです。
そのため僕のとこに来られる新規の『ハイトーンカラー希望のお客様』の殆どは『他店に明るくするつもりで行ったが、ブリーチを止められ、結果あまり変わらなかった・暗くなった』とよく言われます。
『髪を明るくする』
目的で美容室に行ったのに、ならないのは本末転等ですよね(^_^;)
ブリーチをゴリゴリ推しておいて矛盾するようですが、
僕は『お客様の髪を綺麗に保つこと』に関しても拘りを持っているので、
けしてブリーチでお客様の髪をいじめ、傷ませたいわけではありません。
なので細心の注意を払い、求めるデザインに対して必要最低限のブリーチを心がけています。
僕が担当させて頂いてるお客様のSNS投稿をお借りしましたが、
こう感じて頂く事が僕の目指すところなのです。
別にやみくもにブリーチをする事が好きなわけではなく、、
『お客様の要望を叶えてあげたい』
『クオリティの高いカラーがしたい』
と考えた時、
カラーに関して出た僕が出した答えは
『ブリーチを上手く利用すること』
でした。
(下の写真は黒染めが残ってる状態からのカラーチェンジ)
ブリーチといっても弱いものから強いものまで、様々な強さがあります。
そもそも色を入れる目的のカラー剤にも、ブリーチ力はあります。
皆さんは気づかぬうちにブリーチを経験しているのです。
ただカラー剤は、あくまで色を入れる事が目的なので、ブリーチ力は基本弱めです。
それはつまりどういうことかと言うと…
黒髪状態もしくは黒染め状態などの上から、カラー剤のみを使ってカラーリングしても、視覚的変化は少ないのです。
(他のものに例えるならば、黒い画用紙の上から赤いペンで赤く塗つぶしても赤にはならないですよね?)
だから僕はカラーリングに『変化を求める方』にはブリーチを使った施術を提案する事が多いのです。
ブリーチデザインは美容師側が正しい知識と技術を持ち、先まで見越した長期的なプランを立てて使い、
お客様自身にも正しいブリーチ毛の扱いを理解・実行して頂いて、
信頼関係の元、初めてクオリティの高いハイトーンカラーデザインが出来上がっていきます。
『ブリーチ毛をお客様が扱いきれない』
『ハイトーンに向いていない毛質』
『髪が限界を超える』
と判断すれば、お客様の意思を最優先に尊重した上で結果ブリーチを断る事は僕もあります。
行き当たりばったりで強行するのは自己満足であり、お客様の為にならないので。
そしてブリーチ後のカラーは、普通のヘアカラー以上に2回目3回目のカラーも重要になってきます。
なので満足いくカラーにしてもらえた美容師と出会えたのならば、
なるべく担当は変えない方がよいです。
だから僕は知り合いの女性などに、
『通ってる美容室はあるけど気分替えで僕のとこで髪を染めたい』
と言われても、
現状綺麗なカラーをしてるな〜うまいな〜
と判断すれば、
『いま通ってる美容室にまた行くべき』
と言います。笑
なぜかというと、もしその美容師さんが僕と同じくらいの技術力だとすれば、、
単純に前回の施術方法、薬剤を知っているその美容師さんの方が、初めて担当する自分よりクオリティの高いカラーができるからです。
それくらい『同じ美容室に通う』とゆうことはお客様にとって『メリット』がある事なのです。
『美容師と一緒に自分だけのヘアカラーを育てていく』
事も1つの『カラーを楽しむ』ということではないでしょうか☺️
↑コレは全部同じお客様
↑最近担当させて頂いたお客様
『そもそもブリーチとは何か?』
を知った上で、
これから春夏のハイトーンカラーも楽しみましょう⭐️
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